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「9 Principles」を読んで

Posted Nov 28, 2017

NHKのスーパープレゼンテーションにも出演している伊藤穰一さんの「待望の本格的著作。」ということもあり、Twitterでも何回か流れてきて、面白そうだったので手に取ってみました。

9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために

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多くの面で、本書の九つの原理はメディアラボの中核原理についてのわれわれの解釈を反映している。

伊藤さんがMITメディアラボという組織の所長であることから、MITメディアラボがどういった歴史、文化を持つ組織なのか、という点についても多く解説しています。 一方で、多種多様なプロジェクトを推進するメディアラボらしく、話題の転換(=脱線)も多いです。話題がコロコロと変わるので、読んでいるうちに疲れてしまって、日を置いて、別のことをやったりしながら、少しずつ読み進めていきました。

この結核菌DNA―そのソースコード―へのちょっとした細工で、バクテリアは再び標準的な投薬で死ぬ。

抗生物質が効かない結核菌の耐性を発現するDNAを破壊するウイルスを作る研究をしているチーム・ベタンクールの例でが出て来たときには、私の大好きなSF小説作家、藤井太洋さんの「Gene Mapper -full build-」が現実になっているようで、身震い(おぉ、マジか!という感じ)しました。

Gene Mapper -full build-

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この作品は、ソフトウェアをプログラムするように遺伝子をコーディングして、生物の機能をプログラムできる世界で起きる事件を描いた物語です。そのうちオープン・ゲノムの生物なんていうものも出てきてしまうのかもしれません。

少しずつ読み進めているため、また追記します。

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