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テーマ投資:産業ロボット

Posted Jul 16, 2021 | Updated Dec 23, 2023

なぜ産業ロボットなのか

COVID-19の流行もあり様々な分野が大混乱が生じました。これまで人出で行ってきた作業を自動化し、非接触化する流れも加速しています。とくに製造業の現場の自動化を実現する上では産業ロボットが欠かせない存在になっています。自動化に傾いた流れは今後もしばらく継続すると考えました。

産業ロボット関連企業

すでに大きなシェアを持つ企業への投資と今後伸びそうな企業への投資に分けて考えました。 すでに大きなシェアを持つ企業の代表例として世界4大メーカーと言われるスイスのABB、ドイツのKUKA、日本のファナックと安川電機があります。KUKAは2016年に中国の家電大手美的集団(MIDEA GROUP)に買収されています。 今後伸びそうな企業としては、中国の産業ロボットメーカーと協働ロボットのリーディング企業への投資を検討します。 中国政府は産業ロボットの国産化を進めており、今後も引き続き成長していくのではないかと考えています。その中でどの企業に投資すべきか。以下の産業ロボットのランキングを見るとESTUN、INOVANCEあたりがよさそうです。

中国語のロボットニュースサイト「robot.ofweek.com」の記事 MIR睿工业发布《2021年中国工业机器人市场年度报告》,发那科继续领跑,埃斯顿进前十 https://robot.ofweek.com/2021-03/ART-8321202-8120-30488752.html

Webで調べる限り、産業ロボットに求められる高品質(高精度、高耐久)な部品は依然として日本などから調達しているようですが、中国政府による支援を得て技術水準も上がっており、産業ロボット部品メーカーへの投資も検討してもよいかもしれません。

NEDO 中国のロボット産業の動向 2020年7月17日 https://www.nedo.go.jp/library/ZZAT09_100014.html

産業ロボットの一分野である協働ロボット分野での成長企業を見ていきます。これまでは大型、高出力な産業ロボットが業界をけん引してきましたが、各社が人と同じ空間で稼働する安全性を考慮した協働ロボットに力を入れています。すでに挙げた企業の多くも取り組んでいますが、有名どころであるUnivesal Robotsへの投資も検討します。Universal Robotsは米国Teradyneの子会社なので、Teradyneを保有することになります。

ロボット関連ETFと個別銘柄の購入

以下のロボット関連ETFの中から保有銘柄を見て産業ロボット関連銘柄が多いBOTZを保有することにしました。投資対象銘柄のうちこのETF経由で投資できない銘柄を個別に保有することになります。

ロボット関連ETFの一覧 Robotics ETFs https://etfdb.com/themes/robotics-etfs/

BOTZは、投資候補である4大メーカーのうちABB、ファナック、安川電機を保有しているようですが、KUKA(MIDEA GROUP)、ESTUN、INOVANCE、Universal Robots(Teradyne)は保有していないため、これらの銘柄は個別に投資することになります。 IB証券ではKUKA(MIDEA GROUP)、ESTUN、Universal Robots(Teradyne)は購入できました。INOVANCEは情報は見られたのですが、取引許可がないと警告が出てしまい買えませんでした。IB証券で選択できる全ての市場の取引許可は取得しているはずなので、買えない理由は不明です。

さいごに

この記事ではIB証券(IB LLC)で進めている産業ロボット分野への投資についてまとめました。引き続きETF+個別銘柄でグローバル投資を実践していきたいと思います。

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