イギリスへの旅路で考えたこと
Posted Nov 29, 2023 | Updated Dec 20, 2023
この記事では、移住先であるイギリスに向けて日本を発つ前日から到着までの心情を綴っています。出国まではバタバタしましたが、十数時間のフライトで寂しさも込み上げてきました。一方で新しい環境への期待でワクワクする部分もあったりと複雑な心境でした。
出発前日は、成田方面の義両親の家に泊まらせてもらい、車で成田まで移動しました。
うちの両親も見送りに来てくれ、3家族でお別れをしました。
ワクワクする気持ちだけでなく、寂しさ、不安、感謝の気持ちなど複雑な感覚になったのを覚えています。
よく考えれば日本にいるときも頻繁に会うこともなかったので、関係性は変わらないのかもしれませんが、いざイギリスに行くとなるとそれなりにグッとくるものもあります。
人生を楽しむことがいちばんの親孝行、たった十数時間の距離なんだからまた会いにくれば良い、そんな気持ちで旅立ちました。
今回のフライトはアシアナ航空で仁川国際空港経由の18時間の旅程でした。
仁川では乗り継ぎ時間がわずかしかなく、空港内を走ったり、荷物検査でコートを忘れたりと焦りましたが、乗り遅れることなく無事ロンドン行きの飛行機に乗ることができました。
イギリスへの機内では、機内食と韓国産ビールを楽シミながら映画を観たり、持ち込んだ山崎12年をちびちびやりながら村上春樹のもし僕らのことばがウィスキーであったならを読んでスコットランドに想いを馳せたりして過ごしました。
山崎12年は行きつけのバーで飲んで、メープルシロップのような甘い香りが気に入ったので新幹線に乗るたびに移動販売で買っておいたものです。
出国1週間前には、そのバーにも行って、別れの挨拶をしてきました。日本に戻るときにはぜひ寄らせてもらおうと思います。
イギリスへの移住にあたって友人、知人とたくさん飲みにも行きました。あっけらかんとした態度をとっていたかもしれませんが、内心すごく不安で悲しい気持ちでした。
二度と会えない人も出てくるかもしれない、戻ってきた頃には行きつけの店は無くなっているかもしれない。
家族、友人、知人、行きつけのお店のマスターや大将に会えなくなることがこれほど寂しく感じるとは思っていませんでした。
キャリアの観点では、不安がある一方で海外在住だからこそできることもあるのかな、とポジティブに捉えている部分もあります。
現地の日系企業向けのサービス、日本向けのリモートベースのサービス、ゆくゆくは現地企業向けのサービスなども開発していきたいと考えています。
制約がある中でなんとかする、というのはどこにいても同じなので、楽しみながらやったもん勝ちかなと(笑)
ロンドンへの十数時間、不安と期待と浅い眠りが入り混じった不思議な時間を過ごしました。
さいごに一言
寂しがりやだとは思ってたけど、今回の旅立ちではっきりと自覚した。
受け入れて、乗り越えて、男としての渋さを出していきたい。