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初めてのサンデーロースト

Posted Jan 11, 2026

夫婦揃って街を散策するのが好きで、土日は長い時で数時間ほど歩くこともあるくらいです。ロンドンの街を歩いていると、チェーン店から個人店まで地域に根付いたパブを多く見かけます。

パブには日曜日に「サンデーロースト」の料理を出すという文化が根付いており、せっかくロンドンに住んでいるのだから、1度くらいサンデーローストを食べてみたいと思っていました。

今回、ロンドンに引っ越して最初の年始ということでイズリントンにあるThe Pig and Butcherというお店で初めてのサンデーローストを楽しんできた、というお話です。

サンデーローストとは

Wikipediaによると、サンデーローストは産業革命の頃、日曜の礼拝の前にオーブンに肉や野菜を入れ、教会から戻ると夕食の準備ができている。これが一つの起源と言われています。

そのほかにも、中世において、日曜の礼拝後に戦闘訓練を行った農奴に対して領主が褒美として焼いた肉を与えていたという説もあるようです。

このような伝統が形を変えて、地域に根付いたパブで提供されているということなのでしょう。

The Pig and Butcher

今回、初めてのサンデーローストのお店に選んだのは、ロンドンのイズリントンというエリアにあるThe Pig and Butcherというパブです。お店が立ち並ぶメインの通りから少し離れた住宅街の中にあります。

日本の英国風パブチェーン「HUB(ハブ)」でイメージするようなビールなどを立ち飲みするスタイルのパブというよりも、料理とワインを主体としたレストランに近い、ガストロパブというカテゴリーのお店です。

The Pig and Butcher, Ambience1

The Pig and Butcher, Ambience2

予約は11:30から、開店時間と同時の入店でした。ちなみに予約は妻が取ってくれました。

店員さんと挨拶して着席、お冷や(タップウォーター)をもらってメニューを見ます。

お目当てのローストは6種類、ヴィーガン向けもあり、2人でシェアするタイプのメニューもあります。

The Pig and Butcher, Menu on Sun. 11th January 2026

イギリスでは先に飲み物を頼んで、飲み物を飲みながら食事のメニューを見て、それから注文する人が多いようです。

私たちは事前にGoogle Mapsで予習してきたので、飲み物と同時に食事も注文してしまいます。私は豚肉のローストとビール、妻はビーフとレモネードを頼みました。

初めてのサンデーロースト

まずはビールとレモネードで乾杯です。

The Pig and Butcher, A Pint of the Estrella

この時は気づきませんでしたが、注文時に英語を聞き間違えて、本来頼みたかった銘柄とは違うビールが出てきました。これもご愛嬌。

しばらくして、サンデーローストが運ばれてきました。

The Pig and Butcher, Tamworth Porchetta and Bramley Apple Sauce

メインのローストポーク、大きいヨークシャープディング、付け合わせの野菜は紫キャベツのマリネ(さっぱり)、茹でキャベツ、フライドポテト、ローストしたにんじんとパースニップ(白いニンジンに似たセリ科の西洋根菜、だそうです)が添えられています。

ローストポークは皮目がクリスピーに焼き上げられ身はジューシー、見た目よりもしっかりと食べ応えのある肉質です。柔らかすぎないのもよい。

ヨークシャープディングは、軽く香ばしく焼かれています。ちぎってソースを含ませながら食べました。

付け合わせの野菜も、一つひとつ違った調理法と味付けがされており、肉と一緒に食べても単品で食べても飽きがきません。

ボリュームは写真の通り大盛りで、夫婦揃ってちょっと食べ過ぎなくらいでした。デザートをすすめられましたが、流石にもう満腹です。

ローストと飲み物で1人あたり35ポンドほどでした。満腹、うまかった。ごちそうさま。

イギリスの料理は「マズイ」?

日本では、「イギリスの料理はマズイ」と言われることがあります。

今回のサンデーローストを食べて感じたのは、ものすごくシンプルな料理であるということが、もしかしたらそう言われてしまう原因なのかも知れないということでした。

ローストしてある肉も、野菜も、ヨークシャープディングも、素材の味がそのまま、言い換えれば味付けが弱いのです。

ソースですら塩味が少ないのです。もちろんうま味はあります。それでも日本で食べるものに比べると、味がすごく薄く感じます。

もう一つの理由として、お客さんが使える卓上の調味料がシンプルなのもあるかも知れません。テーブルにあるのは塩とコショウのみで、凝った調味料が置いてあるお店は稀です。

個人的には、これくらいの方が素材の旨みがストレートに楽しめるので好きなのですが、しっかり目の味付けと多彩な調味料を使える日本の食卓に慣れていると、「マズイ」と感じる人もいるかも知れないな、と思いました。

好みは人それぞれなので、否定も肯定もしません。ただ、主観なんだから「リピートはなしかな」くらいの表現をしてあげてほしいです。

さいごに一言

ロンドンに引っ越して最初の年始ということで、初めてのサンデーローストを食べに行ってきました。

オーブンでしっかりローストされた肉や野菜にヨークシャープディングと、ボリューム満点なイギリスの伝統料理を楽しんできました。

今回行ったThe Pig and Butcherは、料理はもちろん落ち着いたインテリアと丁寧な接客の店員さん、お客さんの賑わいも相まって、おすすめできるガストロパブです。絶対予約がおすすめです。

私はビールにしましたが、ワイン好きならCORAVINによる種類豊富なグラスワインをサンデーローストに合わせるのもおすすめです。

気になった方はぜひ。

The Pig and Butcher, 80 Liverpool Rd, London N1 0QD

(おまけ)我が家のヨークシャープディング

ヨークシャープディングといえば、自分でも作ってみたことはあるのですが、お店のようにはうまく膨らみきらず、べたっと油っぽくなってしまいました。

失敗した自家製ヨークシャープディング

妻が店員さんにコツを聞いてくれたのですが、シェフに聞いてみてね、と言われ結局聞かずに帰ってきてしまいました。

とはいえ、プロのヨークシャープディングを初めて食べられたのでこれを目標に再チャレンジしてみます。

それでは。

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