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【2026年1月時点】ISA運用方針とポートフォリオ

Posted Jan 27, 2026

当ブログのGoogle Analyticsを見ていると、どうやら「イギリス isa」というキーワードからの流入が多いようです。2026年も年が明け、1月の終盤にもなりましたし、数少ない読者のニーズにお応えして、ここで我が家のISAについてスナップショット的に記録に残しておきたいと思います。

我が家のISA口座

我が家は、ISAを口座を合計4つ保有しています。通常の「Stocks & Shares ISA」と、「Stock & Shares Lifetime ISA」の2種類の口座を夫婦それぞれが開設しています。

さて、「Stocks & Shares ISA」と「Stock & Shares Lifetime ISA」の特徴については、イギリスでの資産運用:30代夫婦のISA運用方針にも簡単な説明を書いています。とはいえ、最新の制度に関する情報や、より詳しいガイドは他の方の記事を参照ください。また、Cash ISAは使用していませんので、Cash ISAの情報はありません。

さて、我が家で開設している口座は、以下のとおりです。

  • Vanguard UK: 妻のStocks & Shares ISA用、年間の入金上限16,000ポンド
  • Interactive Brokers (IBKR): 私のStocks & Shares ISA用、年間の入金上限16,000ポンド
  • AJ Bell: 夫婦のStocks & Shares Lifetime ISA用、年間の入金上限1人あたり4,000ポンド

住宅価格の上昇とLifetime ISA問題

Lifetime ISA(LISAとも呼ぶ)は、年間の入金上限4,000ポンドに対して、政府から最大1,000ポンドの補助が出るという強みがあります。入金するだけで4,000ポンドに対して+25%の利益が出る計算です。これを株式投資で毎年、コンスタントに出そうとすると相当な努力が必要になります。

これだけ聞くとかなりの好条件ですが、非課税での引き出し条件には注意が必要です。以下の3点のいずれかに該当しない場合、「引き出し金額に対して25%のペナルティ」が課されます。どれだけ利益を出しても、元本まで毀損する可能性があるということですね。

Lifetime ISAの非課税での引き出し条件 (いずれか)

  • 初めての住宅購入 (購入価格45万ポンド以下、かつ口座開設から12ヶ月経過)
  • 年齢が60歳に達していること
  • 末期的な病気と診断された場合

さらに最近問題となっているのが、「初めての住宅購入」における「購入価格45万ポンド以下」という条件です。イギリスでは住宅価格が上昇し、45万ポンドで買える住宅は少ないため、時代遅れな制度という意見もあり、Lifetime ISA自体の見直しの議論も進んでいるようです。

我が家では、Lifetime ISAの+25%ボーナスを活用する方針を継続する方針としています。45万ポンド以下で気に入る物件が見つかればラッキー、もし物件を購入せずに60歳を迎えた場合であっても、リタイア後の資産として活かせます。確かに現在の住宅事情を見ると後者が現実的かなとは思います。

次にLifetime ISAで受け取れるボーナスを含めた資金の運用先についてですが、我が家の場合にはリスク資産一択となります。元本としてそこまで大きくないこと、自宅購入にせよ老後資金にせよ数年は引き出せないことを考えると、少しリスクを取って、リターンをとりにいくべきだと考えます。そのため、Cash ISAではなく、Stocks & Shares Lifetime ISAというタイプの口座を活用します。

我が家では、夫婦でそれぞれAJ Bellの口座を利用して、主にHSBC Global Strategy Dynamic C Accという投資信託で運用しています。長期投資を目的とした運用をする投資信託で、2026年1月27日に確認したタイミングでは株式86%、債券14%で運用しているようです。直近の世界情勢から見ると、ちょっと株式の比率が高いかな、という感じがしますね。

投資額のほとんどは上記投資信託で運用していますが、個別銘柄も一部保有しています。基本的には、数年から十数年程度の投資期間を想定しています。ただし、NVIDIAはちょっと旬が過ぎた感じがしますね。

  • Google: Geminiシリーズが優秀。今後のAIサービスの成長を見越して購入
  • NVIDIA: 当時、AIの学習、推論における演算装置のデファクトスタンダードだったので購入
  • IONQ: AIへの注目の高まりから量子コンピュータの将来の成長を見越して購入

Stocks & Shares ISAの方針

Stocks & Shares ISAについても、基本的にはリスク資産による中長期の資産成長を方針としています。

妻の口座は、リスク資産投資の中でも比較的安全性の高いインデックス投資によるパッシブ運用を大前提としています。Vanguard UKのStocks & Shares ISA口座で、S&P 500とアメリカ国債による運用を続けています。

保有銘柄は、

  • S&P 500 UCITS ETF (VUAG): S&P 500連動ETF。分配金再投資型
  • USD Treasury Bond UCITS ETF (VUTA): 残存期間7〜10年の米国債券ETF。分配金再投資型

私の口座は、個別銘柄を探して投資するアクティブな運用をすることとしていますが、現在は保有銘柄もなく休眠状態ですので割愛します。

Interactive Broker (IBKR)を利用しているのは、世界中の個別銘柄を購入できる点とプログラミングとの相性が良いから、ということに尽きます。2026年は、この口座での取引も再開したいと思っています。また何かアップデートがあれば記事を書くこともあるかもしれません。

まとめ

本記事では、2026年1月時点での我が家のISA口座をスナップショット的にご紹介しました。2023年にイギリスに移住してきたタイミングから大きな変更はありません。

ISA関連口座

どうせ長期投資になるのならリスク資産で運用しよう、という方針のもと、通常のISA枠もLifetime ISA枠もStocks & Shares口座にしています。Cash ISAは使っていません。

  • Vanguard UK: 妻のStocks & Shares ISA用、年間の入金上限16,000ポンド
  • Interactive Brokers (IBKR): 私のStocks & Shares ISA用、年間の入金上限16,000ポンド
  • AJ Bell: 夫婦のStocks & Shares Lifetime ISA用、年間の入金上限1人あたり4,000ポンド

2026年1月時点のポートフォリオ

投資額の多い順に以下のようなポートフォリオになっています。ETFを通じたインデックス投資をコアとしつつ、ある程度自動的にリバランスしてくれる投資信託と、スパイス程度に個別銘柄を組み込んでいます。

  • S&P 500 UCITS ETF (VUAG): S&P 500連動ETF。分配金再投資型
  • USD Treasury Bond UCITS ETF (VUTA): 残存期間7〜10年の米国債券ETF。分配金再投資型
  • HSBC Global Strategy Dynamic C Acc: 複数資産リバランス。執筆時点株式86%、債券14%
  • NVIDIA: AIの学習、推論における演算チップのデファクトスタンダード
  • Google: Geminiシリーズが優秀。AIサービスの成長期待
  • IONQ: 長期投資。量子コンピュータの将来の成長期待

さいごに一言

留学やYMS、駐在やその帯同、そして永住など、様々なビザステータスでイギリスに滞在されている方がいると思います。

日本ではNISAやiDeCoがありますが、イギリスにもNISAのモデルとなったISAがあります。

投資に慣れた方ならLifetime ISAとISAをフル活用して非課税で外貨建て資産を増やすのもアリですし、初心者の方ならNISAやiDeCoの代わりにLifetime ISAを少額から始めるのがオススメです。

投資の面でもイギリス生活を楽しみましょう。

“At Your Own Risk.” 各国の制度活用、投資は常に自己責任です。